Dance Classics

「ダンクラ」という言葉を知ったのは、4年ほど前・・
それまで、自分にとっては「クラシック」というのは、ショパンやベートーベン、バッハなどの楽曲を意味していて、まさか、Gap bandやLakesideが、そう呼ばれているとは正直、夢にも思わなかった。
1980年くらいにディスコ業界から離れて、全く無関係の自営業で50歳近くまでやってきて一息ついたときに、「インターネットもあることだし、なにか、自分が若い頃に夢中になったことに関わって、自分なりに発信をしてみたい」と漠然と始めたのがFUN-RAJIだったのだけど、その頃は、まだ常時接続の人も多くはなく回線スピードも遅いので、ネットラジオもどきをやるにも試行錯誤だった。
以来、いろいろなイベントなどを通じて、多くの方々と懇意にしていただき、また、旧友との再会にも恵まれた。
驚いたのは、自分よりずっと若い世代の方々(というか、自分の子供達に近い世代の方々)が当時のダンスを非常に高いレベルで踊ったり、追いかけていることだった。
Locking、Pankingなどなど・・当時には無かった名称で細分化されてはいるけれど、拝見していて、たしかにあの頃の踊りが技術的にも身体能力的にも当時では考えられなかったレベルで継承されているようだ。
ただ、最近・・ちょっと感じるのは、ショーアップされたテクニックは本当に素晴らしいのだけど「Dance Classics」と呼ばれるなら、70~80年代当時に普通に踊られていた雰囲気が、なぜ、ないのだろう?
これは、古きものがもつ良さを取り入れながらも、全く新しいものが生み出されている結果なのだろうか・・
それはさておき・・
言葉を選ばずに言うなら、当時、「黒っぽい」というダンスパーティーは自分にとってはこんな感じだった。

これはあくまで 1983年のPVで、禁酒法時代のファッション・・コスプレ?だけど・・自分的には・・六本木のエンバシーでも赤坂のハーレムでも、黒っぽい踊りはこのノリだった。
このノリに取り憑かれて・・30年以上経った今でも、自分はFUNKしかない。