ふふふふ。
うふふふふ。
別に、行数を稼いでいるのではない・・。
内側から溢れ出てくる含み笑いを、私は抑えることが出来ないのだ。
先日、宮本武蔵(吉川英治著)を読んでいると私は書いた。
焼き鳥も食べたとか、トメェトジュースが99円だったとかも書いたが・・、オルソー、宮本武蔵の文庫本が、ウチの周辺の本屋さんでは第五巻までしか置いていないとも書いたはずだ。
これは、講談社刊の文庫本なんだけど、一般の本屋さんでおニューを買うと、一冊が700円ちょっとなんだよね。ァ、文体が変わっちゃってるけど、いいや。
それが、ブックオフだと、あ~~た、105円だったりするから、けっこう、ムキになって、ブックオフ通ってですね、入り口から、とっとと、二階の時代小説コーナーまでまっしぐらに行っちゃって、やっぱ、五巻までしかないよな、店員さん、6巻以降は入荷しないんですか?え?わからない?そら、そーだよね。売りに来る人の都合もあるしね。そら、そーだ。すみませんね、いや、いつ来ても、第5巻までしかないもんでね、なんですかね、6巻以降ってのは品薄なんですかね?え?いや、だから、ムサシですよ、ムサシ。
わからない?そら、そーだよね。中古だもんね、ここは。ァ、いや、中古って言い方はないよね。リサイクルって言うの?え?わからない?そら、そーだ。しかし、謎だよね。不思議だ。どこ行っても、第五巻までって、なんか、陰謀でも渦巻いてるのかね?いや、あなたを責めてるんじゃないんだから謝らなくて良いんですよ。また、来ますから。極力、宮本武蔵の六巻以降を入荷するように頑張って・・、え?ァ、わからない?そら、そーだよね・・
ま、これに近いようなやり取りで、極度に嫌がられながらもブックオフに、日々通い続けても、結果は同じであった。
・・で、先日、成城に行ったときに、書店をのぞいたら、第六巻があったので喜んで買ってきたという、聞くも涙、かるたは正月というイキサツがあったわけです。前回はさらっといきましたけどね。
そんなある日、いや、25日の今日だったのだが、入出金で忙しい中、ふと、ひらめいたのだ。
としょくぁん。
いや、通り道にあったんです。図書館。
ここ、祖師ヶ谷大蔵に引っ越してから、入ったことはなかったんだけど、前は通ってたの。
利用したことなかったからカードもなかったけど。
でも、ちょっと、のぞいてみようっと。
チャリを止めて、てくてくてく。
階段をてくてくてく。
にぎやかですね~
図書館ってね~
いや、歌ったり騒いだりしてる人はいないけど(あたりまえじゃん)、なんか、皆、思い思いに楽しんでますよね。
あの雰囲気は好きだな。
で、まずは、館内の案内板を見て、「文庫本(国内)」の位置を把握する。
ふむふむ。現在地がここだと・・。てぇと、むこうだな。
行ってみる。
なるほど、なるほど。著者名のあいうえお順ね。
あ、い・・とね
いろはの、い、の字は、どぉ書くの?こぉ書くのっ
んなこと、いってる場合じゃないよな
よしかわえいじ、の、よ、は、どこだ?
さ、し、す、
は、ま、や、
と来て・・
この辺だにゃ。
おおおおおおおおおおおっっっ
見よ!!!!!!
七巻、そして八巻まであるでないのっっっ!!
すごいぞ、砧図書館っっ
あなたは、えらいっ
ふれ~~っふれ~~~~~っ
き・ぬ・たっ
ふれふれ!きぬた!ふれふれ!きぬたぁ~~~~~っっ
感涙にむせびながら、文庫本にカメラを向ける私には、回りの人々の視線を気にする余裕は・・もはや・・
残っていなかったのであった。
ジャンジャン♪