新しい年 ~ “ショーシャンクの空に”

謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
2011年がやってきた。
今年も去年以上に楽しく、そして自分なりの結果が出せるように、遊びに仕事に(←順序が逆)がんばっていきたい!

年、正月に繰り返し観ている映画が何本かある。
「壬生義士伝」や「ショーシャンクの空に」はもう何回観たか分からないくらい・・。
でも、何回観ても観るたびに感涙を抑えることが出来ない映画だ。
特に「ショーシャンクの空に」はヘビロテで、今回も元旦を迎えてから夜中に観て、またまた号泣してしまった。
最初に観たときはストーリーの展開に心を奪われ、スカッとするエンディングに拍手喝采だったが、観るたびに細かいところに感動するようになる。
「ショーシャンクの空に」は、よくある「あなたが感動した映画ベストテン」的なランキングには必ずチャートインしている人気作品で、いろいろな人のレビューを見ていると自分と同じようなところに感動した人もいれば、「ああ、あそこかぁ!」というところに胸を打たれた人もいて、まさに感動の玉手箱的な映画である。
主役の二人を演ずるティム・ロビンスとモーガン・フリーマンが素晴らしい!!
この二人以外が演じていたら、この映画はここまでの名作にはなり得なかったろう。
もし観ていなかったら、これは是非!

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私が好きなシーンは(本当に沢山あるのだけど)・・
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獄中のアンディが刑務所の図書を増やすために予算請求の手紙を州議会に毎週一通ずつ書き続ける。
しかし、何の返事もない。
「刑務所に対する税金の使途はその増設だけに限られている。だから、図書への予算はおりない。」と所長はアンディに言い放つ。
しかし、アンディは書き続ける。
毎週毎週一通ずつ・・。
その六年後のある日、州議会からアンディに手紙と荷物が届く。
「要望に応え、図書室用の予算を割り当てました。更に図書館運営部の好意で中古図書を寄贈します。」
200ドルの小切手と、本やレコードの荷物だった。
州議会からの手紙は続く。
「これで問題は解決したと思います。もう手紙は不要・・」
アンディは嬉しげな笑みを浮かべながらつぶやく。
「ワゥ、たった6年で・・!今度は週に2通ずつ書く。」
        そこかよっっっ(__;)
届いた荷物を整理する中、一枚のレコードを手にするアンディ。
盤面を見つめて息を吹きかけ、埃を払う。
「フィガロの結婚~風に寄せる歌」だった。
看守がトイレに入って誰もいなくなった隙に、アンディは放送室のカギをかけ、そのレコードをターンテーブルにのせて刑務所中に鳴り響かせる。
囚人達は誰もが動作を止め、流れてくる音楽に耳を澄ませる。
アンディも穏やかな笑みを浮かべながら聴き入る。
美しい歌声が響きわたり、静かな感動の波が人々にひろがっていく。
レコードを止めさせようとして看守達が激しくドアを叩く中、アンディはガラス越しに彼らを見つめながら、さらに音量を上げてかけ続ける。
踏み込んできた看守達によって、アンディは懲罰房に放り込まれる。
二週間後、戻ってきたアンディは仲間の囚人達と話す。
「懲罰房はどうだった?」
「音楽を聴いていたよ」
「穴蔵でレコードを?」
「頭の中でさ。心でも・・。音楽は決して人から奪えない。そう思わないか?」
「ハーモニカをよくふいたが、入所してから興味を失っちまったよ」
「心の豊かさを失っちゃダメだ」
「どうして?」
「どうしてって、人間の心は石で出来てるわけじゃない。心の中にはなにかある。誰にも奪えないある物が・・。君の心の中にも。」
「それは一体、何なんだ?」
「希望だよ」
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あなたが感動したシーンはどこですか?
それから、もう一度!
もし観ていなかったら、これは是非!