「DJ インタビュー第一回!」

現役で活躍されているDJ諸氏(FUNK、SOUL系の方しか面識は無いですが)とお話しさせて頂く機会があると、ついつい、なぜDJとしてやるに至ったか?とか、どういうお店で回して来たのか?とか伺っちゃうんですね。
これは、僕個人だけでなく、誰もが興味もあるし、ディスコファンとしては知りたいことだよなぁ~と思っていたんです。
そういうわけで、まったく不定期、まったく順不同ではありますが、ファンラジ新企画~~っ!
「DJ インタビュー」なのでありますっ!
記念すべき第一回は、皆さんご存じのこの人っ!

★DJ インタビュー第一回! DJ TEPPEI の巻っ!

今回は、FUNK、SOUL、そして踊りが好きな人ならご存じの「SOUL SONIC BOOGIE」のチーフDJ 兼マネージャー、また、多くのイベントで活躍中のDJ TEPPEIに、お話しを伺いました。(10月吉日インタビュー)
【ファンラジ】TEPPEIさんがSSBなどでPLAYしているSOUL、FUNKY MUSICが流行っていた当時、ご自身はリアルタイムではなかったわけですが、何がきっかけでに興味を持つようになったんですか?
【DJ TEPPEI 】兄の影響で元々は色んなダンスミュージックを聞いてましたが、中学生の時、E,W&Fを聴いて、コーラスの美しさ、ホーンセクションのかっこよさ、パーカッションのリズム、ダンサブルでファンキーな”生演奏”にすごいショックを受けました。
それから、本格的にSOULやFUNK、DISCOを深く追求し聴き始めて、気がついたら、すっかりハマってました。
【ファンラジ】なるほど!取り憑かれちゃったわけですね(笑)でも、聴いてるだけだったTEPPEIさんがDJを始めたいきさつはどうだったんですか?
【DJ TEPPEI 】高校生の頃、やっぱり生音聞くにはアナログレコードでしょう!という感じで普通に音楽鑑賞用のレコードプレイヤーを買ってレコードを買い漁ってました。で、レコードが溜まってくるとやっぱりDJやりたくなって、必要機材を一式買い揃えました。
90年半ば、その時は大学生だったんですが、西麻布のRUBBERでイベントをはじめたんです。それがとにかく楽しくて「DJって最高だな!」って感じました。
それをきっかけに、TWO-B-FREEのDJ-NIKAIDOU氏を師匠に、DJとして本格的にスタートしました。
90年代はALL MIX系の箱でレギュラーでしたが、SOUL FUNK DISCO系のいろいろなイベントでも回していました。特にSEVENというSOUL系の箱はいっぱい学ぶ事もあって思い出深いです。
同時にSSB(SOUL SONIC BOOGIE)にも遊び半分勉強半分で通っていたんですね。
2001年の春から、SSBに入って、現在はチーフDJ 兼マネージャーとして毎日がんばってます。
SSB以外にも六本木MIDASで、ほぼ毎週月曜日「RAH RAH NIGHT」をDJ.ATOMさん、DJ.KIYOMIさんと一緒にやっています。
【ファンラジ】DJとして、どんなことを意識してPlayしているか聞かせてくれますか?
【DJ TEPPEI 】先輩DJ諸氏の選曲や技術を勉強していきながら、過去の膨大なSoundの中から自分独自のPlayをしていきたいです。
特に、自分と同じで当時を知らない世代の人達に、自分と同じようにSOULやFUNK、DANCE CLASSICSの良さを知ってもらう為に、「新鮮に感じてもらう」ように心がけています。
その為には当時のモノマネじゃ駄目だと思ってます。でも、もちろん当時遊んでいた人にも楽しんでもらうようにも考えながらやってます。(難しいですけど。笑)
【ファンラジ】TEPPEIさん、ありがとうございました!これからも、SOULやFUNK、DANCE CLASSICSを若い世代にも伝えていって下さいね!
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DJ TEPPEI @SOUL SONIC BOOGIE
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 酔いどれテリ~の感想
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ダンスクラッシックをPlayするDJとしては若い世代のDJ TEPPEI 。
彼のPlayで踊っていて感じるのは、選曲のメリハリがダンスフロアにピッタリとシンクロしていること。
これはすごく嬉しいことで、リアルタイマーである僕らの世代とさえ、ギャップがないのはなぜなのかな?と常々思ってました。
これは、DJ TEPPEI のセンスが「ナウなヤング」に近いだけでなくw、本当にまじめに先輩諸氏のPlayを勉強、研究してきた結果だと思います。
あと、大きいのは、彼がリアルタイマーの人達と一緒に踊っていること。
DJが踊りを楽しむということ、しかも、70~80年代にディスコのフロアで踊っていた方々とGrooveを共有すること・・これは血液の中に遺伝子が注入されるが如く、DJ TEPPEI のPlayに反映されているのだなぁ!と感じました。