さて・・ 今回「も」「やっぱり」独断と偏見に満ちた選曲でお届けしましたが、その中でMarvin GayeのLast Albumとなった「Midnight Love」から”My Love Is Waiting”をご紹介しました。 なぜ、Sexual Healingでなくて、My Love Is Waitingなのか・・ それは曲の冒頭のマービンの嬉しそうな声が大好きだからです! なんて、素敵な声な声なんだろう! ご存じのように、CBSに移籍してリリースされたこのアルバムは失意のそこにあったマービンを再起させ、極端な低予算で制作されたのにもかかわらず、マイケルジャクソンやスティヴィーワンダーを抑えて83年度のグラミーを獲得した一枚! そして本当に悲しいことに、マービンの遺作となってしまった。 この曲の冒頭で、マービンは彼の再生を信じて支えてくれたハーヴィー・フークワはじめ、大切な友人達に、そして神に感謝を述べています。 この謝辞・・この声の、少年のような嬉しそうな響きを聞くたびに、今もなお、彼が多くの人の中で生きていることを実感するんです。 このアルバムが誕生した経緯については、音楽評論家、吉岡正晴さんの「ソウルサーチン」第二話を是非お読み下さい。